MESSAGE所属長あいさつ
マガジンハウスクリエイティブスタジオ

マガジンハウスクリエイティブスタジオ 部長

未来の世界観を作り、世界に漕ぎ出す気概ある人へ。
京都・北野天満宮前に『粟餅所・澤屋』はある。表紙を飾るなど、何度となく取材・撮影でお世話になってきた老舗です。
それは丸っと可愛らしく小ぶりの粟餅なのですが、できたての粟餅はまだ微かにあたたかく軽やかで、粟のプチプチとした食感が実に懐かしい。
注文を取る、カウンター横にある大きな桶から取り出した粟餅をくるくる丸め、きなことこしあんをつけ、お皿に盛りつけて完成。これらのプロセスを(5名ほどで?)役割分担し、連携して見事な一品を完成させる。
「雑誌作りは町工場みたいなもの」。
天和2年(1682年)創業の茶屋で「トントントン」という餅をつく音を聴きながら、マガジンハウス入社当時の大先輩の言葉を思いました。雑誌は多種多様なスタッフとチームプレイで作る。編集の現場は詰まるところ家内制手工業であり、決して工場制機械工業にならないのがマガジンハウスの文化。
これから一緒に働きたいのは「手作り感覚」が嫌いじゃない、デジタルな波を楽しんで世界に漕ぎ出す気概がある人。すでにある何かより、来るべき未来のビジョンを持って、その世界観を作りたい人。
僕が担当する『MCS』は企業や官公庁から相談を受けてWEBサイトや動画、SNSなどメディアを制作・運用する部署。例えば渋谷区制90周年記念事業「渋谷区のちから。」は記念誌、特設サイト、動画、イベントを制作、マガジンハウス12誌と連携して事業をプロモーション中です。