WORK FLOW
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雑誌ができるまで


編集部
藤井菜々子さん
新卒で入社して、そしてanan編集部で働いて7年目になります。ジャンルを問わないananでの仕事は生活のすべてと結びついていて、気づけばこの6年間で(ゆるやかな)グルテンフリーになったり、学生時代はほとんど見たことがなかった演劇に夢中になったり、聴いたことがなかったジャンルの好きなアーティストが増えたりしました。こんなにも劇的な変化があるとは想像していませんでしたが、それだけ刺激的で、興味関心が育まれる仕事なのだと実感する毎日です。編集部は5班制。週刊誌で冊数が多いので、特集は1号を1班が受け持ち、給食当番のようにローテーションしています。そのほかに班関係ない定例もあるので、掲載号や位置付けがバラバラの企画が10〜15本ほど同時に走っている状態が多いです。2026年は、楽しさそのまま、苦手な早寝早起きを克服してコンディションを上げたいと思っています…!
発売2ヶ月前

企画会議
特集の方向性(腸活や旅、ギフトなど)はあらかじめ決まっていて、その号全体のテンションのイメージがまとめられた【概要書(通称:お題)】が会議の約1週間前に班員に配られます。その内容を頭に留めつつ、どんなページが読みたいか、面白いかをそれぞれが考え、企画会議で発表します。そのジャンルのトレンドや最先端の情報を探ったり、バックナンバーを読み返して、新しい切り口を模索したり。大体10企画以上を目安に提案できるとベストです。今回は半年に一回の占い特集、「恋と運命」号でした。
定例ページ 発売2ヶ月前
特集号の1号後ろの号でファッションの定例「Antenna」の担当がありました。この時期にスタッフのアポ入れを行い、撮影日を決定。テーマの相談はメールで行いました。定例は形式やスタッフが大まかに決まっており、打ち合わせはメールや電話で済ませることが多いです。
発売1ヶ月半前
詰め会議
企画会議後、集まった企画案を元にキャップ(班長)と編集長、副編集長が話し合って特集のラインナップを整え、決定した企画とページ数、その担当編集者が記された【担当割り】が配布されます。割り振られた企画について、このページ数と方向性でどんなことができるか、誰に取材するのかを擦り合わせるのが【詰め会議】です。担当編集が考えたラフを提示しながら、編集長・副編集長・キャップと話し合い、ブラッシュアップします。
アポ入れ
詰め会議が終わったらすぐに【アポ入れ】に動きます。取材先はもちろんのこと、取材・記事を書くライターや、撮影があればカメラマン、スタイリスト、ヘア&メイクも、企画に合った人選を自分で考え、依頼を行います。今回は誌面構成がイラストベースのため、ananのデザイナーのトップであるAD(アートディレクター)に相談をしてから、イラストレーターにアポ入れを行いました。
各所打ちあわせ
詰め会議で整ったラフを元に、企画のテンションや聞きたい話、見せたい写真の方向性をスタッフに伝えます。編集者はその企画の舵取りですが、そのオーダーがすべて正解というわけではありません。各スタッフ、プロの目線からの意見ももらいながら、今回の企画の一番良い形を探っていきます。必要であれば、取材先とも事前に打ち合わせを行なったり、「取材当日こんなことを伺います」をまとめた質問案をお送りしたりもします。

定例ページ 発売1ヶ月前
特集と違い内容を見通せているので、準備やスケジュールには比較的余裕があります。今回はこの辺りで撮影を行いました。「Antenna」は2号分を一度に撮影するので物量が多く、朝から半日スタジオに篭りっきりになります。
発売1ヶ月前

取材
ananでは取材もライターに依頼することが多く、基本的に現場で手を動かすのは各所プロの方々です。出演者や取材先、スタッフ全員が気持ちよく、円滑に仕事ができるようにその場を整えるのが編集者の仕事になります。撮影があればスタジオをおさえ、撮影小物を発注し、ケータリングの手配を行い、当日は一番早く行って準備を。取材中は、さらに深掘りたい話やもっと見たい写真への追求を行うこともあります。今回はリモートで、全3回に分けての取材でした。
発売1ヶ月前〜4週間前

レイアウト&誌面づくり
取材をしたらすぐにレイアウト作成へ。【レイアウト】はデザイナーの仕事です。打ち合わせを設け、その場で最新のラフと、撮影があった場合には写真をプリントアウトし提示。この素材でどんな構成の誌面にしたいかを伝えます。レイアウトが上がってきたら、各スタッフに仕上げを発注。写真の仕上げ、レイアウトの文字数に合わせた原稿の用意などを進めていただきます。今回は写真ではなくイラストだったので、イラストを入れたいスペースとその内容をイラストレーターに伝え、描いていただきました。
定例ページ 発売1ヶ月前
定例はレイアウトも形が決まっているので、デザイナーとの相談やレイアウト作成も特集よりはスムーズです。今回のテーマや留意点を伝え、進めてもらいます。
発売4〜3週間前
入稿
写真やイラストの本画像、原稿が到着したら発注した内容と間違いがないか確認しつつ、【入稿】作業に移ります。この段階では「あの話を盛り込みたい」「もっとテキストの印象を柔らかくしたい」など、企画主旨に沿うように、原稿内容をライターと追加相談することも多いです。原稿は整ったらキャップにもチェックをお願いします。すべての素材が整ったら、印刷所にデータを渡します(=入稿)。今回は、この段階でイラストのラフが入りました。

定例ページ 発売4〜3週間前
その後のスケジュールは特集と同じです!入稿までのスケジュールに余裕があると、スタッフの皆さんも仕事をしやすいので、早めの進行を心がけています。
発売3〜2週間前

校正&校了
印刷所から本画像や原稿がレイアウトにハマった状態の校正紙が届いたら、【校正】を行います。取材先に内容に齟齬がないか原稿を確認してもらい、表現の適切さ、誤字脱字がないか、校閲を入れて編集部内でも並行して確認を行います。各所の戻しが届いたら、校正紙に赤字で修正指示を入れていきます。また、ananは週刊誌なので毎週金曜日に1号ずつ【校了】しています。校正の作業を、初校と再校で2度繰り返したら、いよいよ校了です。
発売2週間前〜発売日
印刷&発売
校了後は印刷所での作業になるため、編集部にいるとなかなか見ることができませんが、紙を印刷し、製本し、全国や世界の書店へと配送するので約2週間の時間が必要です。編集部では【早刷り】という見本が発売より早めに届いたりもするので、そこで完成した本誌をチェックすることもできます。各書店に届いたら、ついに発売となります。今回はこのようなページに仕上がりました。


