マガジンハウス 新卒採用2025

募集要項 エントリー
マガジンワールド
募集要項 エントリー
BRUTUS
BRUTUS編集部 編集長

第三編集局 局長
BRUTUS編集部 編集長

新たな視点を、一緒に探し続けよう。

『BRUTUS』は2024年1月、通巻1000号を迎えます。創刊当時のキャッチコピーは「時代を曳航(えいこう)するメディア」。〝曳航〟とは、港などで大型船を引っ張って進むこと。時代を牽引していく存在でありたい、当時の先輩たちが『BRUTUS』にそんな想いを込めたのかもしれません。久しく目にしなかったこのキャッチコピーを再び見た時、この〝曳航〟という言葉が、今の気分に妙にしっくりきたのです。大型船をゆっくりと確実に船着場へと誘導していくタグボートのように、私たちも情報のスピードで争うのではなく、じっくりと普遍的なテーマの中に潜む愉しさを見つけ出し、小さな編集部だけど力を合わせて大勢の読者をその世界に誘っていきたい。そう思ったのでした。

さて、ファッションにインテリアに、はたまたナチュラルワインに鉱物まで。年間23冊、毎回異なるテーマで特集を創り続ける私たちですから、よく「『BRUTUS』ってどんな雑誌?」と聞かれます。そんな時のためにある言葉を紡ぎ出しました。「NEW PERSPECTIVE FOR ALL:あらたな視点を求める、すべての人に」。私たちは「情報」ではなく「視点」を、いま届けたいと思える瞬間に編集して差し出すことを生業としています。そしてそれは職業や性別などにとらわれない、その「視点」を欲しいと思ってくれているすべての人に対して届けたいと感じています。

さらに今の『BRUTUS』は、その「あらたな視点」を雑誌だけにとどまらず応用し続けています。ウェブサイト〈BRUTUS.jp〉はオリジナルコンテンツをさらに充実させ、ひとつのメディアとして急成長中。『BRUTUS』編集者のスキルとアセットを使って企業の課題解決に取り組むクリエイティヴブティック〈PB〉も、雑誌ではできなかったさまざまな表現に挑んでいます。昨年9月に立ち上げた読者組織〈WITHBRUTUS〉は、『BRUTUS』の世界観をリアルに体験してもらうための企画が目白押し。そしてもうひとつのコミュニティ〈BHIVE〉は、クリエイターとユーザーとを編集者が介在し繋いでいくプラットフォームにしてメディアのような場所をつくっています。つまり、編集者の仕事というのはむしろどんどん広がっているということ。〝編集力〟という武器を携え、今までになかったフィールドにどんどん入り込むことができるのです。私も編集者になって20年をとうに超えましたが、今ほど編集者という仕事の可能性を感じていることはありません。

〝人間の想像力は際限ないようだ。つぎつぎと新しい仮説をたて、それを実現していく。われわれも、あまり目先の小さな現実に振り回されてばかりいないで、楽しい想像力をふくらますための柔軟さを保つよう心がけようではないか〟。先日お亡くなりになった『BRUTUS』の創刊編集長・木滑良久さんが生前に遺してくれた言葉のひとつです。柔軟な思考で、大胆な仮説にどんどん挑戦していく。常に新たな視点を持ち続けているみなさんと、ぜひ一緒に働きたいと思っています。

『BRUTUS.jp』
https://brutus.jp

Social Media

MESSAGE List