マガジンハウス 新卒採用2025

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マガジンワールド
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マガジンハウスに入ったきっかけを教えて下さい。

元々IT企業でWEBニュースサイトの編集をしていたのですが、3年目にそこで4コマ漫画を担当することになりました。もともと漫画が好きで、4コマを担当しているうちに「もっと漫画作りたい」と思うようになって出版社に転職。マガジンハウスは出版社としては2社目で、「僕の姉ちゃん」など好きな漫画を出版しており、新しい媒体立ち上げに携われる経験も中々できないと思い、転職を決めました。

現在の仕事内容を教えて下さい。

今はとにかく漫画の準備!です。『SHURO』のラインナップからは想像しにくいかもしれませんが、異世界コミックを中心に準備を進めていて、小説投稿サイトを読み込んでコミカライズできそうな作品を探したり、連載が決まった作品については漫画家さんと打ち合わせをしたり、その合間を縫ってSNS等をリサーチして有望な漫画家さんへ声をかけたり……あらゆる角度から、漫画の企画を考えます。
このほか営業部にご協力いただき、電子書店の方との顔合わせも進めています。漫画で伸びている市場は圧倒的に電子書籍なので、電子書籍の売り伸ばしに注力していきたいです。

漫画タイトル
SHURO出展

12月に行われた同人イベント「COMITIA」に『SHURO』の出張編集部として参加するなど、新人発掘も精力的に行なっています。

異世界コミック

3月4日に連載スタートの異世界コミックです。お楽しみに!

仕事をやっていて楽しかったこと、つらかったことを教えて下さい。

作品制作の流れは前職でもほぼ一緒ですが、企画の可否をスピーディに判断できるのは現在の編集部の強みかなと思います。ただ、漫画編集部は立ち上がったばかりで人も少なく、仕組みも整っていないところは手探りでやっているので、周辺作業(写植やサイトへの漫画アップロード、電子書店との打ち合わせなど)が思ったより多いです。仕事の楽しさはやっぱりいいネームができた時や完成原稿を見る時。その喜びは格別ですね!読者の反応・感想も励みになります。あとは漫画が売れてくれたら泣き叫んで喜びますので、これを読んだ皆様はぜひ読んでください。
しかし、自分の大好きな漫画家さんと仕事できるのが何よりの魅力である一方で、自分がタッグを組みたい漫画家さんとご一緒できない辛さもあります。漫画業界は今、SNSの普及と電子コミック市場の拡大によって競争が激化しています。売れっ子だけでなく、有望な漫画家さんもすでに他社で連載を持っていたり、水面下で連載準備をしていたり。SNSでバズった作品は各社で激しい取り合いが起こり、勝てないことも多いです。でも、声をかけ続けていると何年か経った時ふっと縁がつながることも……。「ご縁」が大切なのは就活と一緒かもしれません。

漫画原稿

右が漫画のネーム、左が完成原稿。原稿が完成するまで多くの時間がかかります。

今後の目標を教えて下さい。

漫画編集者としては2つあって、アニメ・ドラマといったメディアミックスできる作品を作ることと、シリーズ100万部を超える作品を作ることです。漫画で100万部と言うと、早くて5巻とか、長いと10巻以上かけて目指すものなのですが、漫画を10巻出すのって、月刊連載だと5年くらいかかるんですよね。さらに連載を立ち上げるまでに1年以上掛かかります。
まだ先は長いのですが、連載を色々と立ち上げてトライを重ねつつ、ヒットを目指していきたいです。

これから入ってくる新入社員へ一言。

前職が小さな出版社だったので、会社名や媒体名を誰かに言っても「?」という感じだったのですが、マガジンハウスの雑誌はほとんどの人が「読んだことある」と言ってくれます。こうしたネームバリューは一朝一夕に形成できるものではなく、長い年月をかけて醸成されるものです。こういった先人が脈々と積み重ねてきたものの一番上に自分達がいるんだなと思うと、背筋が伸びます。そうした気持ちを持っているからなのかはわかりませんが、社内には姿勢が綺麗な人が多い気が…してます!

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