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BRUTUS

MESSAGE

あらたな視点を、

一緒に探し続けよう。

第三編集局 局長
BRUTUS編集部 編集長

BRUTUS編集部 編集長

2024年1月に通巻1000号を迎えた『BRUTUS』。ファッションにインテリアに、はたまたナチュラルワインに鉱物まで。年間23冊、毎回異なるテーマで特集を創り続ける私たちですから、よく「『BRUTUS』ってどんな雑誌?」と聞かれます。そんな時のためにある言葉を紡ぎ出しました。「NEW PERSPECTIVE FOR ALL:あらたな視点を求める、すべての人に」。私たちは「情報」ではなく「視点」を、いま届けたいと思える瞬間に編集して差し出すことを生業としています。そしてそれは職業や性別などにとらわれない、その「視点」を欲しいと思ってくれているすべての人に対して届けたいと感じています。

さらに今の『BRUTUS』は、その「あらたな視点」を雑誌だけにとどまらず応用し続けています。その中のひとつが動画戦略。年間23冊の特集テーマと連動して作られる〈BRUTUS ORIGINAL MOVIE〉は、紙の雑誌と同じく編集部員がディレクションに関わり、同じテーマを紙と動画それぞれにあった表現に落とし込んでいきます。結果、動画も〝ブルータスらしく〟なる。これこそが、この時代に編集者という仕事を選ぶことの醍醐味だと思っています。編集部のスキルとアセットを使って企業の課題解決に取り組むクリエイティヴブティック〈PB〉も、雑誌ではできないさまざまな表現に挑めるひとつのフィールド。つまり、編集者の仕事というのはむしろどんどん広がっているということ。〝編集力〟という武器を携え、より広い世界へとどんどん入り込むことができるのです。それは日本だけにとどまらず、海外のマガジンハウスファン、ブルータスファンへの展開も絶賛準備中。私も編集者になって25年を超えましたが、今ほど編集者という仕事の可能性を感じることはありません。

〝人間の想像力は際限ないようだ。つぎつぎと新しい仮説をたて、それを実現していく。われわれも、あまり目先の小さな現実に振り回されてばかりいないで、楽しい想像力をふくらますための柔軟さを保つよう心がけようではないか〟『BRUTUS』の創刊編集長・木滑良久さんが生前に遺してくれた言葉のひとつです。柔軟な思考で、大胆な仮説にどんどん挑戦していく。常に新たな視点を持ち続けているみなさんと、ぜひ一緒に働きたいと思っています。

例えば、編集者はイベントのプロデュースも。クライアントと一緒に、誌面で伝えたかった内容をリアルイベント化。ストーリーを考え、キャストをアサインし、メッセージを届ける。編集者の可能性は無限大なのです。

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